コンサートレポート|0歳からきけるおはなしコンサート「ヘンゼルとグレーテル」

前回の「くるみ割り人形」に続くおはなしコンサートシリーズ、今回は「ヘンゼルとグレーテル」を題材に9月21日、杉並公会堂の小ホールにて行われました!

私は当日演奏しました、ピアノ講師の猪狩奈々です。
出産のために先月末でヒロミュージックスクールを退職しましたが、約10年間、講師を務めさせていただきました。このコンサートは私にとってヒロミュージックスクールでの最後の演奏会となりました。

コンサート当日は、運動会などのイベントと重なってしまい来られなかった方もいらっしゃったようですが、それでもたくさんのお客様にご来場いただきました♪

講師による演奏

演奏がはじまる前はにぎやかだった会場も、1曲目の「アイネクライネナハトムジーク」が始まると、皆さま静かに聴き入っていましたね。

モーツァルトの有名な曲ですが、軽快なテンポが心地よく、これからコンサートが始まるんだなとわくわくした気持ちで聴いていただけたのではないかと思います。

この日の演奏メンバーはヴァイオリン、フルート、ピアノの3名。

メンバー紹介のあとはピアノソロでショパン作曲「幻想即興曲」を聴いていただきました。

最初と最後はテンポも速く、激しい場面が続きますが、その間に、夢の中のようなゆったりと素敵なメロディーが奏でられる魅力的な作品でした。

3曲目はディズニーの「アナと雪の女王」より「生まれてはじめて」フルートとピアノの演奏でお届けしました。

大人気の”アナ雪” 、お歌で聴くのも素敵ですが、フルートによる演奏もとても素敵でしたね!

続いて4曲目はヴァイオリンとピアノでブラームス作曲「ハンガリー舞曲 第5番」を演奏しました。

ハンガリーらしく、力強くてカッコいい部分にテンポの緩やかな部分、速い部分…ヴァイオリンの魅力がたっぷり詰まった演奏でした。

楽器の体験コーナー

演奏を聴いていただいた後はヴァイオリン、フルートの楽器紹介♪

ヴァイオリンの先生が弓のピンと張ったねじを緩めて、馬の毛の部分を見せてくださいました!

3歳、4歳から始められると聞いて「やってみたい!」と興味を持っていただいた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

フルートは今は金属でできていますが、昔は木でできていたので木の楽器の仲間に入っているのだそうですね!

今のフルートの音もとても素敵ですが、木でできたフルートはどんな音がするのか気になりますね。

5曲目にお届けしたのはお父さんお母さんはよくご存知の「ルパン3世のテーマ」

昭和の名曲ですが、ヴァイオリン、フルート、ピアノによる演奏というのは珍しく、新鮮だったのではないでしょうか。

演奏をたくさん聴いていただいたところで会場の皆さんにも参加していただく「手遊びコーナー」「おもちゃのチャチャチャ」「5匹のこぶたのチャールストン」の曲に合わせて手拍子や頭、肩…などタッチしていただきましたが、テンポが速くなっても皆さんとてもお上手!ステージからも楽しそうな笑顔がたくさん見られました♪

ヘンゼルとグレーテル

そしてプログラムの最後は皆さまお待ちかねのおはなしコンサート「ヘンゼルとグレーテル」

コンサートのために書き下ろされたオリジナルイラストをプロジェクターで映しながら元アナウンサーによるおはなしと、場面に合わせて選曲したクラシックの演奏でお届けしました。

絵は、教室の主宰の菅野浩子先生のご長男で、美大に通っている奏多くんが1枚1枚描いてくれました。また、元アナウンサーというのも菅野浩子先生のお母様の菅野敬子さん。親子三代に渡る、作品制作でした。

よく知っているお話ながら、目でも耳でも楽しめる新しいヘンゼルとグレーテル、いかがだったでしょうか。

アンコールには大人気、米津玄師さんの「パプリカ」を3人で演奏しましたが、歌ったり、踊ったりと会場は大盛り上がり!

1時間弱のコンサートでしたが、盛りだくさんなプログラムでしたね♪

次回のおはなしコンサートシリーズはサン=サーンスの「動物の謝肉祭」2月1日に開催予定です!

今回来ていただいた方も来られなかった方もぜひぜひ足をお運びください♪

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